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阪神タイガース伝説の大投手江夏豊、その魅惑の世界に迫ります。
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 ■ 江夏豊vs王貞治 そして村山実vs長嶋茂雄
    V9巨人黄金時代に敢然と闘争心を燃やし続けた男が村山実と江夏豊である。
    宿命のライバルにふさわしい組み合わせであった。
    江夏の新人時代に村山実から、「俺はこっち(長嶋)、お前はあっち(王)」とライ
    バル指名を受けた江夏はその通り、永遠のライバルとして多くの人にその対決
    を楽しませてくれた。江夏vs長嶋、村山vs王でなく、やはり、江夏vs王、村山
    vs長嶋でなくててはならなかった。高卒、大卒同士の対決という以外に宿命の
    組み合わせであった。事実、村山は長嶋に異常なまでのライバル意識があった
    し、有名な天覧試合ホームランを打たれてもあれはファールだったと最後まで
    言っていた。江夏は長嶋の天真爛漫の性格に闘争心は沸かなかったらしく、や
    はり、ライバルは稀有なホームラン打者王でなくてはならなかった。
 
 ■ 江夏豊vs王貞治の通算成績
打数 安打数 本塁打   通算打率 三振数 四球数   死球数
258 74 20  0.287 57 57 0
    通算打率は0.287、世紀のライバル対決に相応しく、互いに一歩も譲らない数字
    が物語っている。
    三振と本塁打、これが二人の対決の醍醐味であった。取った三振数57、被本塁
    打は20、これは王から最も多く三振を奪った投手は江夏だが、江夏から最も多く
    本塁打を打たれたのも江夏である。 本当の意味で真剣勝負の結果と言える。
    真剣勝負なら、例え本塁打を打たれても満足する江夏ならでは偉業で、勝負を逃
    げることはなかった。 
    特筆すべきは死球が0である。王を貶めようとする気は全くなく、生涯の真のライ
    バルとして競った。
 ■ 王から奪三振日本記録達成
    息づまる力と力、技と技の対決の中でライバル心の圧巻は奪三振日本記録353
    を破る354を達成した時だった。今までの稲尾和久の記録353個目を王から取っ
    た。354個目の日本記録も王から奪った。これは明らかにライバル王から奪うと
    いう強い意志があったためである。
    先輩村山実が節目となる記録達成のときには必ず長嶋から奪うことを決めていた
    と言われており、江夏も同じように王から狙っていたことは間違いない。
    354を取った後、他の打者からはわざと三振を取らずに切り抜け、再び王の打席
    が回ってきた時に、記録更新となる354個目の三振を奪う離れ業をやってのけた
    逸話は江夏の王に対するライバル心を見事に物語っている。
          
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横浜虎キチ、68才。
江夏、村山、田淵時代以来の虎暦40年、現役では福原忍投手のファン。
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