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阪神タイガース伝説の大投手江夏豊、その魅惑の世界に迫ります。
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 ■ 藤川球児
 
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 現在(2009年)の阪神タイガース、投手陣の牽引者は
 安藤優也や岩田稔や能見篤史でなく、明らかに藤川球児で
 ある。存在感といい、オーラといい、華がある。
 藤川も2000年入団から4年間は2軍くらしで、ぱっとしな
 かったが、高知商の先輩中西清起コーチの助言で押さえ
 に転向した。背番号も92(球児)→22に変わった。背番号
 22はリリーフエースの背番号で横浜の佐々木主浩、ヤクルト
 の高津晋吾がつけていた。佐々木の大魔神に対し藤川を
 小魔神(コマジン)を作るべき22をつけたと言われている。
 ■ 藤川球児の魅力
   藤川の魅力はなんといっても”火の玉ストレート”と言われる、打者の手元で浮き上が
   るような150kを超える速球である。 JFKの中心として投げていた2006~2008年
   はこの全盛を見ることができました。その頃は、明らかにストレートがくるとわかって
   いても打者は空振りの三振をとることができ、阪神ファンとにとっては胸のすく思い
   を愉しむことができました。
 ■ 江夏豊 藤川球児を叱咤激励
   今年のWBCで対韓国との決勝戦、最後の抑えは、藤川でなく、ダルビッシュ有が
   投げた。この時、多くの阪神ファンは驚きと悔しさを味わったに違いないと思います。
   ダルビッシュではダメというのではなく、藤川ファンにとってはなんともいえない、
   不甲斐なさと悔しさを感じました。
   江夏はもうワンランク上のリリーフ・エースを求めている。今まで火の玉ストレート
   の"勢い”で投げる投手から、円熟の投手への飛躍である。岡田彰布前監督との
   対談で述べている。
   「西武との交流戦4-1でリードした9回の場面、ノーアウト1,2塁で3連続3球
   三振でゲームセットとなった。この時私(江夏)”お前は馬鹿か”と思った。
   ピッチャーは1球ボールを投げる勇気が必要なんだ。このケースで1発コーンと
   いかれたら、それ終わり。ホームランを警戒すべき局面でストライクを9球も続ける
   とは愚かな行為だよ。厳しいようだが、リリーフとしては失格。そこで1球ボールを
   挟むというピッチングを藤川にはして欲しい。
   今年のキャンプで藤川と話す機会があった時、藤川は”大人の投球を心がけます”
   というんだ。大人の投球ってなんやと聞いたら、答えは返ってこない。”大人の
   投球とは自分で工夫して配球を考えることなぞ と教えてやった。
   大魔神の佐々木主浩もそうだが、4点差だろうが、5点差だろうが3者連続三振
   というのは自己満足よ。それは、本当の抑えではない。」
   江夏が言いたかったのは、投手は大胆でかつ、繊細という過酷さが要求される。
   この両方を備え持つのが真のエース、それは自分自身で考え、経験を積む
   しか出てこないと。藤川が誰もが認める日本一の真のリリーフエースとして君臨
   するのを心から待っているのです。今後の飛躍を期待していますよ、藤川さん。
   幸いに今年2010年シーズン、5月現在は絶好調で、すこぶる安定したリリーフ
   を担っています。

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プロフィール

横浜虎キチ、68才。
江夏、村山、田淵時代以来の虎暦40年、現役では福原忍投手のファン。
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